花岡山
JR熊本駅前から見る仏舎利塔 駅前から山頂まで徒歩で30分ほどです。

 JR熊本駅の西側、小高い山の頂に白い建物が見えます。仏舎利塔です。「仏舎利」とは、お釈迦様の遺骨のことです。ここには、インドのネール元首相から妙法寺に贈られた、10粒の仏舎利のうちの1粒が収められており、昭和29年から町を見守るように立っています。
 熊本市の中心部や阿蘇山などを見渡すビュースポットでもある標高133mの花岡山山頂は、ユニークな場所です。
 仏舎利塔の裏手には、横浜バンドおよび札幌バンドとともに、日本キリスト教プロテスタント教会の源流の1つとされる熊本バンドの「奉教之碑」が建てられています。「熊本バンド」とは、熊本洋学校の教師ジェーンズからキリスト教の教えを受けた若者たちが、転校した同志社の宣教師に「熊本のグループ」という意味で呼ばれた名称です。ここはその結成地とされている所です。
 その西側にある妙法寺の前を通り過ぎた先には、大きな朱色の鳥居があります。加藤清正の石の切り出しにまつわる兄弟ギツネのエピソードが残る戸坂稲荷神社のもので、ここには兄ギツネの清藤大明神が祭られています。弟の方は、熊本城の東側にある稲荷神社に祭られている緋衣(白髭)大明神です。いずもれ清正から名づけられたものだそうです。
 この花岡山の山頂は、「仏舎利塔」と「熊本バンド結成の地」と「妙法寺」そして巨大な「稲荷神社の大鳥居」がある、仏教とキリスト教と神道の3つの宗教が集う、ちょっと珍しいスポットなのです。

参照:第8回 熊本市内の山

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