アクセス:西海の丘(西海市西彼町)
移動手段:徒歩
紹介スポット:西海橋・新西海橋・西海橋公園

四方を陸地に囲まれた大村湾は、北端でのみ外海とつながっている。湾の出入り口に針尾島があり、その東西で2つの瀬戸をつくる。
東側の早岐(はいき)瀬戸は全長約7キロメートルで、一見、川のよう。幅が最も狭くなった所に長さ36メートルの観潮橋が通る。
西側は幅300メートルほどの針尾(伊之浦)瀬戸。外海に続く佐世保湾と内海の大村湾の間で、満潮や干潮の際に干満差が生じると、最大9ノット(時速約16キロメートル)と潮流が速くなり、海面に渦潮が現れる。そこに西海橋と新西海橋が架かる。
昭和30年に西彼杵(にしそのぎ)半島と針尾島を初めて陸路で結んだ西海橋は、全長316メートルの赤いアーチ橋。支柱を使わず両岸より組み立てていき、中央でつなぐという架橋方法は世界初で、戦後日本における長大橋建設の出発点にもなった。
その外海側に見える新西海橋の車道の下には歩道橋が通る。夜間を除いて使用が可能で、西海橋の姿はもちろん、タイミングによっては眼下に渦潮を見下ろすことができる絶好のビュースポット。それぞれの橋の両岸に広がる「西海橋公園」にも展望台などがあり、歩行者専用の「ウォークデッキ」からは、2つの橋の間に潮流の様子を楽しむことができる。
なお渦潮は常に現れるものではないため、出向く際にはあらかじめホームページなどで見頃の予測時間を確認しておいた方がいいだろう。


参考資料:長崎県ホームページ「西海橋」 、他
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