岡城跡と廉太郎

岡城跡を訪れて印象的だったのは、防衛力の高さを実感させられる切り立った台地上にある石垣の威容さと、もう1つ、廉太郎の存在感でした。
駐車場に入る手前の道路沿いには、ピアノのオブジェが置かれ、壁面に音符が描かれていました。いずれも廉太郎にちなんだものです。
岡城跡を歩いていると、どこからともなく『荒城の月』のメロディが、不規則な間隔で聞こえてきます。意識して聞いてみると、はるか下に見える川沿いの道路から聞こえてくる、クルマの走行音のようでした。
豊後大野市方面から国道502号で岡城の下まで来ると、「メロディ始まり」の看板の横をクルマで通り過ぎた瞬間、メロディが始まります。
道路の表面に細工が施され、「春高楼の 花の宴 めぐる盃 かげさして」の部分のメロディが流れます。車中でそれを聞くだけでなく、道路脇の駐車スペースで、通り過ぎるクルマが奏でるのを聞くこともできます。
(令和3年10月訪問)
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