アクセス:浜野浦の棚田(東松浦郡玄海町)

紹介スポット:浜野浦の棚田

浜野浦の棚田
あらかじめ日没の時刻を調べて現地を訪れるのもいい。

 入り組んだ海岸線が続く、佐賀県北西部の沿岸部。浜野浦の小さな入り江から延びる急斜面に築かれた棚田の歴史は古く、戦国時代にまでさかのぼる。名護屋城築城の際、この地に来て肥前に住むようになった近江(滋賀県)の石工集団、穴太衆の子孫により山が切り開かれ、石が積まれ長い年月をかけて築かれたという。
 西側の海原に臨む浜野浦の浜辺から、国道204号の間近まで続く、浜野浦川により形成された急斜面に、300枚近くの水田が階段状に連なる。
 二層の展望デッキから見える棚田では、4月中旬ごろから水が張られ、田植えが始められる。晴れた日の夕暮れ時には海を背景にして一面赤く染まる。梅雨が近づくにつれ稲が育ち、夏前ごろから稲穂が風に揺れ始め、8月中旬ごろから稲刈りが行われる。秋にヒガンバナ、冬にスイセン、春には菜の花が彩り、沈む夕日は季節によって位置を変える。
 一年を通して、さまざまな表情を描き出す海に臨む棚田の風景を楽しむことができ、特に夕暮れ時は、ロマンチックな雰囲気が辺りを包み込む。
 国道のすぐそばにある展望デッキの下から、急斜面を海に向かって続く棚田の先端は、一本の道を挟んで波が打ち寄せる浜辺。
 展望デッキと国道の間に通る道を下り、上りになった後、右へ。そのまま道なりに進んで行けば、浜辺に出る。下から見上げると、上から見下ろすのとは異なり、造った先人の困難さがうかがえそうな急斜面の棚田の風景が広がっている。

参考資料:「浜野浦の棚田」玄海町、他

棚田と玄海灘
季節により棚田はさまざまな表情を見せる。
傾斜地を切り開き石を積み上げ築かれた棚田。

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