アクセス:竹崎城址展望台(太良町大浦甲)

移動手段:クルマ
紹介スポット:竹崎城址展望台・白浜海水浴場・道の駅太良

崎城址展望台
竹崎城址展望台から望む有明海。雲仙岳がうっすらと見える。

 佐賀・長崎・福岡・熊本の4県に囲まれた海域の名称は、環境省や海上保安庁、国土地理院などでそれぞれに異なる。海域全体や一部を「島原湾」と称することもあるが、4つの県では全体を「有明海」と呼ぶ。
 有明海沿岸部には約90の漁港が点在し、佐賀県内にはそのうちの19がある。
 有明海は干潟やムツゴロウ、ノリの養殖などで全国的に有名だが、長崎との県境にある、有明海沿岸の太良町で水揚げされるカニやカキも、名物として知られている海の幸だ。
 「タケザキガニ」と呼ばれるワタリガニの一種のガザミは、目当ての観光客などが訪れて来るほど。道路沿いのカキ小屋などで味わえるマガキも人気。鹿島市との境、国道207号沿いの「道の駅太良」には、タケザキガニやマガキを扱う味どころや土産物店などがある。
 その南、約8キロメートルの所には、白浜海水浴場の三日月形の砂浜が広がる。遠浅で干満差が大きな有明海の特性により、砂浜の面積が時間帯によって大きく変化するというユニークな海水浴場だ。
 佐賀県最南端に位置する竹崎島の竹崎城址展望台からは、天気によって南側に長崎の雲仙岳、東側の対岸に福岡の大牟田市や熊本の荒尾市などが遠望できる。有明海の潮の流れは、満潮時にこの島の沖合で東西に大きく分かれ佐賀と諫早方面へ流れて行き、干潮時にはここで合流して外海へと向かう。この辺りがマガキの漁場になっている。

白浜海水浴場
有明海初の人工海水浴場という白浜海水浴場。
道沿いでよく見掛けるカキやカニの看板。

参考資料:『太良町誌』、他

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